1.開催日、場所
平成17年8月2日(火)~7日(日) 5泊6日
(財)海外技術者研修協会(AOTS) 東京研修センター 31教室、講堂ほか(東京都足立区千住東1丁目30番1号)
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2.参加者
応募者63名より、セキュリティキャンプ実行委員会にて厳正なる書類審査を経て30名を選出しました。
参加者総計 : 30名(男性26名、女性4名) 13~19歳
参加者の内訳 : 大学生 3名、 高校生 19名、 専門学校生 1名、 高等専門学校生 3名、 中学生 4名
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3.実行委員、講師およびスタッフ(敬称略)(所属はキャンプ実施当時のもの)
☆実行委員
三輪信雄(委員長)((株)ラック)
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木戸啓介(セコムトラストネット(株))
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伊藤良孝(三井物産セキュアディレクション(株))
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小泉力一(尚美学園大学)
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川口耕一(NPOネットワークリスクマネジメント協会)
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安田直義(NPO日本ネットワークセキュリティ協会)
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☆講師(敬称略、順不同)
園田 道夫
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根津 研介
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宮本 久仁男
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伊原 秀明
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渡辺 勝弘
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濱本 常義
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国分 裕
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塩月 誠人
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田口 裕也 |
岡田 良太郎 |
キャンプ会場実施運営担当: 塩谷 定子 |
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☆チューター : 10名(セキュリティキャンプ2004参加者)
事務局 : 経済産業省商務情報政策局情報処理振興課、(財)日本情報処理開発協会調査部普及振興課
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4.実施科目概要
・ ☆情報セキュリティ基礎(必修)
インターネットとはどういうものか(危険の認識、ウイルス、ワーム、ボットネット、スパイウェア)
情報セキュリティとは何か?(保護方法、事例)
情報セキュリティのためのルール(モラル、マナー、法制度)
コンピュータ、サーバー、ネットワーク(OSのセキュリティ機能、セキュアOS、TCP/IP、ファイヤーウォール)
○プログラムコース(選択)
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ウイルス、ワームなどを始めとするさまざまな「有害」プログラムの仕組みについて、体験的な実習を踏まえて学習する。
増大しているWebアプリケーションのセキュリティについても、リスクとその防御について学ぶ。
○ネットワークコース(選択)
ネットワークの構築実習を踏まえて、さまざまな監視・管理方法についても体験的に学ぶ。
現状の各種プロトコルの中にある問題点や課題、監視・管理方法の拡張としてのハニーポットについても議論や体験を通
して学習する。
○サーバーコース(選択)
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セキュアサーバー構築時の心構えからからセキュアOSまで、サーバーに関するセキュリティを実習を通して学ぶ。
実際にセキュリティインシデント(事件、事故)が発生したときに、どのように調査を行うかについても、体験的に学習する。
☆参加者自身によるグループ実習および研究成果発表
テーマ: パケットキャプチャデータを解析して、その通信で何が起こっていたのか、を研究する。
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特別講義および期間中の開催イベント
- 警察庁 坂 明 氏 講演
- ハイテク検事 大橋 充直 氏 講演
- 情報セキュリティ企業 若手技術者との交流会
- 情報セキュリティ企業見学会
- セキュリティキャンプ実行委員および講師との交流会
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5.実施成果
● 全体総括
若手技術者育成のためにも、早期に今回のような取り組みを実施することが効果的であることが検証された。
- 前年度に増して、キャンプ後に情報セキュリティに関する若手コミュニティが形成されると共に、積極的に情報セキュリティの勉強会などコミュニティの活動に参加する者があり、相互に研鑽しあう場を構成すると共に、そこから一歩進んだ自己研鑽の場へ踏み出すきっかけを与えることができた。
- 中学生まで含めた学生の技術レベルの実態把握ができた。
- 若手技術者育成への具体的なモデル作りとして、将来的な絵姿が垣間見えた有意義な取り組みとなった。
● 参加者からの意見総括 (参加者アンケート結果より)
とても充実していて非常に有意義な時間を持つことが出来た。もっとネットワークやセキュリティの分野を勉強していきたい。。
- 非常に興味深い内容ばかりで、自分のコースだけでなく他のコースも受けてみたかった。
- スケジュールがビッシリで厳しかったが自分の技術のスキルアップが実現できた。
- 同年代で高いスキルを持つ方との交流することができ、非常に新鮮で有意義な一週間だった。
- 最前線で活躍されている方と交流することが出来、自分の将来を考えるのに良い機会となった。
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