1. 開催目的
将来的にわが国の産業界を背負って立つような高度IT人材の早期発掘と育成に向けて、 若年層のセキュリティ意識の向上と、オープンソフトやプログラミングについて深く興味を持ってもらうことを目的として、4泊5日の合宿形式で情報セキュリティやプログラミングについて学ぶ「セキュリティ&プログラミングキャンプ2009」を開催します。
情報セキュリティとプログラミングについて、真剣にかつ本格的に学びたいという意欲を持つ22歳以下の学生・生徒の参加を広く募集します。
このキャンプの具体的な目的は、次の通りです。
高度なIT人材を発掘・育成する場の一つとして、情報セキュリティを中心としたITについての意識が高く、将来的に優秀なIT人材として期待されるIT技術者候補に対して、情報セキュリティを中心としてIT化実現のための技術的な目標と高い技術修得への励み、および安全かつ信頼性の高いIT化の進展について正しい知識を与えることを目的とする。具体的には、サーバセキュリティ、セキュアなWebプログラミング、セキュアなネットワークの構築、パケットやハードディスクの解析、無線LANや暗号化などについて、実習を中心にセキュリティ技術の研修を行うとともに、モラル面や法律面などの実習を加味して様々な側面からセキュリティ意識および技術の高い将来有望な人材を育成することを目指す。さらに、セキュリティ業界人、法曹関係者および学者などセキュリティに関する識者の講義や交流会、実際の業務の現場を学ぶ企業見学会を実施し、高度な知識と共に法遵守の精神の啓発を行い、セキュリティ業務の社会における位置付けを学ぶ。
高度なIT人材を発掘・育成する場の一つとして、高度なソフトウェアを設計・開発できる『可能性』がある若い人材を早期に発掘し、その可能性を現実のものに近づけていくために、プログラミングの楽しさやソフトウェアを開発して広く活用してもらうことの喜びを理解すること、および安全かつ信頼性の高いIT化の進展について正しい知識を与えることを目的とする。具体的には、オープンソースソフトウェアとの付き合い方やプログラミング言語の正しい理解、基盤システムを作ることの楽しさ、コードリーディングやデバッグの正しい方法、オペレーティングシステムやソフトウェアを作るためのソフトウェアについての理解を深めてもらうため、合宿形式で実習を中心とした講義を行う。さらに、プログラミング分野の識者の講義や交流会、実際の業務の現場を学ぶ企業見学会を実施し、高度な知識と共に社会におけるソフトウェア開発の重要な位置付けを学ぶ。
2つのコースを同時に開催することで、双方の参加者・講師陣・関係者が交流し、近い将来、本キャンプ参加者のコミュニティから情報セキュリティとプログラミングに関して優れた人材の輩出及び本キャンプを中心とした人的ネットワークの構築が図られ、各地で自律的な活動へと定着することを目指します。
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